電磁波とは?

見えない電磁波とは、読んで字の通り、「電気」と「磁気」のエネルギーです。コロラド大学のナンシー・ワルトハイマー博士は、送電線から発生する電磁波が子どもに悪影響を及ぼしているのではないかと 考えて調査を開始しました。そして予想以上の結果が出たのです。高圧電線から出ている電磁波と同じ電磁波が、家電製品からも出ています。あのトーマス・エジソンが送電線を設置し、各家庭に電気を提供した のは1882年のことでした。このように私たちが電気を利用し始めてからまだ約1世紀しか経っていません。これまで文明の象徴として便利を享受してきた電気が「キケン」だということが次第に分かってきました。 電磁波は長い間、通信に使われてきました。いまや、携帯電話やPHSなどのように身近なところでパーソナルな通信機器が出回るようになってきました。これもつい最近のことです。さらには電磁波は、 さまざまな健康機器にも利用されています。健康に良いとされてきたものが「有害」だということも分かってきました。電磁波に限らず、安全性が確認されていないまま社会に浸透していく科学技術はたくさんあります。 現状のように行政や科学技術者任せにしていては、危険が増す一方です。私たち市民が安全性を求める声を積極的に上げ、世界のトレンドでもある「予防原則」を実現していくことが必要だと思います。

そもそも火を使わずに、ナゼ温まるの?

IH調理器の名前の由来でもある”Induction Heading”直訳すると「電磁誘導加熱」の略称ですが、実は自然界にはまったくない危険な「磁力」による発熱システムです。まずIH調理器を上から見るとピカピカ金属円盤状 です。その下はセラミック板です。直下に電線をグルグルと巻きつけたコイルがあります。そこにコンセントから交流電流が流れると・・強力な磁力線が発生するというわけです。この磁力線の上に金属製のナベやフライパンを 置くことによってナベやフライパンの金属の中を渦巻状に電流が流れます。この時に発生する強い電磁波を、調理する人の目には見えていませんが、気づかないうちに浴びる事になります。IH調理器とは、鍋やフライパンを 加熱するために意図的に周辺に電磁波を発生させる仕組みですから、そのため、近くに立つと非常に強い電磁波を浴びるということになります。IH調理器の正面では、最大153ミリガウスも浴びます。 妊娠初期に流産の可能性があると指摘されている16ミリガウス以下にするためには、30cm以上も離れなければいけません。 発生する電磁波は、普通の家電製品から出る50ヘルツと60ヘルツだけではありません。鍋を温めるための加熱コイルからは、18〜30kHz(1万8000〜3万ヘルツ) の周波数の電磁波も出しています。この周波数での国際ガイドライン値は、62.5ミリガウスですが、実際に測定したところ、プレート上では最大でその16倍もの磁場が発生していました。 IH調理器は「使える鍋」と「使えない鍋」があります。IHクッキングヒーターは、調理器の上面にピッタリと鍋底をくっつけないと加熱出来ません。また、プレートの中心から外れると、 漏れる電磁波の強さは2倍以上になります。長時間に渡って密着して使うので、強い電磁波を長く浴びることになります。他にも電気カーペットは、至近距離で400ミリガウス、電気毛布は 55ミリガウス程度、ちなみに妊娠中に電気毛布を使っていた母親から生まれた子どもの脳腫瘍の発症率が2.5倍。小児白血病の発症率が1.7倍になったという疫学調査もあります。 電気毛布は寝る前に暖めておいて、使用中は電源を切るのが現実的な対策だと思います。

子どもの「白血病」の発症が大きく増えている背景とは?

低周波の電磁場について、科学的にもっとも確実な影響は、小児白血病の発症率が2倍以上高まることです。これは、日本も含め世界各国で行われた 疫学調査で繰り返し再現されました。送電線の近くで3〜4ミリガウスを超える磁場を浴びた子どもは、1ミリガウス以下しか浴びていない子どもと 比べて、小児白血病の発症率が1.7〜2倍になると結論づけられました。そして超低周波の磁場には「発ガン」の可能性があるという報告も、さらに カリフォルニア州で発表されたレポートでは、小児白血病のほか、成人の白血病、脳腫瘍、ALS(筋萎縮性側索硬化症)、流産などが電磁場による 影響の可能性があると指摘されています。高周波については、頭に密着して使用する携帯電話による影響が懸念されます。携帯電話の急速な発達により 私たちが浴びる電磁波は急増しました。携帯電話に関して最大の影響は「脳腫瘍」です。WHO(世界保健機関)のプロジェクトで世界13カ国が共通の 方法で疫学調査を実施中です。既に10年以上の使用でリスクが伴うと示唆するデータが示されました。アルツハイマー病のような「神経変性疾患」の 可能性も指摘され始めました。動物実験では、携帯電話の電磁波を浴びることで、脳にある「血液脳関門」と呼ばれる脳の血管だけに存在する、血液中の 有害物質が脳細胞へ浸透しないようにするバリア機能をマヒさせ、有害物質が脳細胞に浸透しやすくなることが確認されました。その結果、神経細胞が 「死滅」するという報告もあります。

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